たったの100歩以内で魔王城まで行き、魔王を倒さなければならない新しい発想のRPGです。
RPGで100歩しか歩けないって、けっこうシビアで辛いです。
(;^ω^)
ジャンル | RPG |
商品価格 | 無料(有料版もあり 500円+消費税) |
対応OS | Microsoft Edge / Google Chrome / Firefox |
販売元 | RPGアツマール |
余命100歩とは
「余命100歩」は、RPGツクールMVによる個人開発のRPG。
ドラねこさん作のフリーゲームになります。
RPGツクールMVによって作られたゲームはパソコンでもスマートフォンでも操作可能なのですが、このゲームは基本的にパソコン向けのゲームになります。
どんなゲーム?
基本的に普通のRPGと同様、主人公である勇者を操作します。
村人と会話をしたり、アイテムを手に入れたり、武器や防具を装備したり、モンスターと戦ってレベルを上げて能力値をアップさせたり、仲間を増やしたりして魔王を倒しに行くゲームなのですが、主人公である勇者は魔王に呪いをかけられていて、「余命100歩」とタイトルにもある通り、100歩あるくと勇者は寿命で死んでしまいます。
なので100歩以内に魔王のいる城へ行き、魔王を倒さなければならないという設定のRPGになっています。
ゲームスタート時の勇者は少年の状態から始まり25歩あるくにつれて老化の呪いが進行し
少年・未来の勇者
↓
勇者(青年)・短命の勇者
↓
中年・初老のフリーター
↓
老人・もう駄目かもしれない
と変化していき、100歩目で死んでしまいます。
また、ステータスや装備できる武器や防具も変化していきます。
初期に装備している少年の剣と子供服のように、成長・老化すると装備できなくなる物は自動的に装備から外されます。
操作方法
【パソコンでプレイされる方】
十字キー:移動
Zキー :決定・話しかける
Xキー :キャンセル・メニューを開く
※マウスでも操作が可能ですが、思い通りに動いてくれなかったりと誤操作が多いのでキーボードでの操作をオススメします。
【スマートフォンでプレイされる方】
十字キー:移動
Enterキー:決定・話しかける
Escキー:キャンセル・メニューを開く
※画面を直接タップしても操作が可能ですが、こちらもパソコンのマウス操作と同様で思い通りに動いてくれなかったり誤操作が多くなりやすいのでパッドでの操作をオススメします。
パッドは画面内にあるコントローラー(黄色矢印の部分)のようなマークをタップすると十字キーとEscキー、Enterキーが出てきます。
縦向き画面でプレイするか横向き画面でプレイするかは好みで良いかと思います。
実際にプレイして挑戦
実際にゲームをプレイして解説します。
niconicoのアカウントが無くてもゲームをプレイすることは可能ですが、セーブデータを保存するにはniconicoログインが必要になりますので、niconicoのアカウントをお持ちでない方はアカウント登録してからプレイすることをオススメします。
ゲームがはじまると、主人公の自宅(?)の前からスタートします。
「よう! 準備はもうできたか?」
と聞かれ「はい」「いいえ」の選択肢が出てきますが、どちらを選んでもセリフが変わるだけなので、どちらを選んでも良いです。
自分はいつもRPGをプレイする時は、とりあえず建物内を探索してアイテムやヒントが無いか調べるようにしているので、まずは主人公の自宅(?)に入ってみます。
「ちょっと良い剣」が手に入りました。
「余命 95 歩」の表示で見えにくいですが左上の方にも何かあるのが見えますが、壁があって行けません。
建物の裏側から入れたりするのでしょうか?
とりあえずタンスやクローゼットなどを調べてから行ってみます。
と、部屋内を探索していたら「余命 75 歩」になり老化の呪いが進行して、少年から勇者(青年)になりました。
あっという間に余命の4分の1が終わってしまいました…。
(早すぎ!)
この調子で魔王のいる城まで辿り着けるのでしょうか?
(多分、無理…。)
いったん外へ出て、建物の裏へ回ってみたら、やはり裏口があり入ることができました。
「余命 56 歩」の表示で見えにくいですが、画面の左上にいます。
そして形見の盾が手に入りました。
先ほど手に入れた「ちょっと良い剣」と合わせて装備させます。
次に主人公の自宅(?)の左上にあった建物に行ってみます。
と、向かう途中でまたもや老化の呪いが進行し、勇者(青年)から中年になってしまいました。
余命残り半分です。
左上にあった建物に入ってみると、そこは老人ホームでした。
ですが入ろうとすると
「申し訳ありませんが、70歳以上の方のみとさせていただいております。」
と言われてしまい、中に入ることすらできませんでした。
おそらく老人になった状態で来なければ入れないのでしょう。
という訳で、軽く他を探索してから老人の状態で再チャレンジ。
今度は中へ入れてくれました。
見た目は老人でも、実年齢は70歳に達していない気もしますが…。
中にいた、おばあさんに話しかけてみると、その方はなんとバトルマスターで、仲間になってくれました。
なかなか能力値も高く、戦力になりそうな頼もしい仲間が増えました。
が、しかし、残り余命があと15歩しかありません…。
強力な仲間が加わったことですし、とりあえず村の外へ出て魔王城を目指します。
村の外へ出てみると、余命100歩という制限に合わせて1画面に収まる広さになっていて、動かなくてもマップ全体を見渡せます。
おそらく最終決戦となる魔王城がマップの左上に見えます。
他にも遺跡のようなものや宝箱などありますが、残り1歩しかなくなってしまったので、とりあえず隣にいた可愛い犬(?)に話しかけてみます。
と思ったらダメでした。
歩かずに左側を向いてくれるのかと思ったのですが…。
せっかくバトルマスターが仲間に加わったのに、1戦もせずに終わってしまいました。
人生を終えるとゲームオーバーにはならず、魂となって天国と思われる場所に来ます。
わかりずらいですが、黄色い矢印の火の玉みたいなのが主人公です。
王様みたいな恰好の人に話をかけると「大事なもの」以外は引き継がれて2回目の人生が始まります。
一部のアイテムのみを引き継いだ状態で再び少年の状態から始まります。
お金やレベル、経験値は引き継がれません。
と、こんな感じで100歩という制限付きのRPGになります。
その他にも少年の状態でないと会えない妖精とか、青年以上に変化していないと入れない酒場などもあります。
それとバトルマスター以外にも魔法使いと戦士も仲間に加えることができます。
ちなみに、先ほど話かけてみようと思っていた可愛い犬(?)はモンスターで、犬というよりオオカミでした。
課金について
niconicoのアカウント登録をしないとデータを保存することができませんが、プレイだけならアカウント登録しなくてもできますし、基本的に無料でプレイできます。
アイテム購入のための課金もありませんが、機能が追加された有料がリリースされました。
有償版は500円+消費税でDLsiteとデジケットで販売中です。
作者のドラねこさんのブログによると以下の通りです。
追加機能①
「ハードモード」
通常では主人公が25歩毎に少年→勇者→中年→老人と姿を変えていきますが、ハードモードでは老化する歩数がプレイ毎にランダムになります。プレイ毎に回るルートをよく考えなければならないとても難しいモードです。
老化する歩数はアイテム欄の大事なものに追加されている「老化チェッカー」というアイテムを使用する事で確認出来ます。
追加機能②
「モンスター図鑑」
倒したモンスターのステータスを見る事が出来ます。
モンスターの順番はバラバラなのでご注意を。
こちらも最初からアイテム欄の大事なものに入っています。
【参考サイト】
http://blog.livedoor.jp/doranekoam/archives/8956747.html
感 想
100歩しか歩けないという斬新な発想をもとに作られたRPG、かなり計画的に行動しないとクリアできません。
普通のRPGでは、たくさん歩いてアイテム集めたり、情報を得たり、モンスターと戦ってレベル上げや資金を集めたりするのが基本ですが、このゲームはそれができません、かといって何もしないままいきなり魔王城に向かっても勝てません。
また、同じマップを何周もすることになるので、どこに何があるかなどを暗記するかメモしておくなどの工夫が必要でした。
やり込み要素も多く、称号を得るための課題も複数あって、課題をクリアすると天国にある燭台に灯がつきます。
狭いエリア内を上手く活用して飽きられない工夫がされていると思います。
【課題一覧】
"来世から本気だす"
人生を棒に振った者を称える
"育成名人"
主人公のレベルを20以上まで上げた者を称える
"ボスハンター"
1回の人生で追加クエストを全てクリアした者を称える
"町の人気者"
1回の人生で通常クエストを全てクリアした者を称える
"友愛の勇者"
3人の仲間と共に魔王を倒した者をここに称える
"光の勇者"
光の勇者と共闘して魔王を倒した者をここに称える
"長寿の勇者"
老化の呪いを解き、天命を全うした者をここに称える
"平和の使者"
魔王を倒した者をここに称える
また、称号にもあるように主人公の勇者以外にも"光の勇者"という者も存在し、一緒に魔王と戦ってくれるなど、説明しきれない楽しさや奥の深さがたくさんありました。
個人で作られたゲームなのでバグが多いという意見も聞きますが自分がプレイした感じでは、とくに不具合なくプレイできました。
無料でできますので、是非ともプレイしてみてはいかがでしょうか。